走ってきましたよ~“ファイアクラッカー50”
2009年全米MTBマラソン選手権と共に開催されたこの“ファイアクラッカー50”、1周25マイル40kmのコースを2周する80kmのMTBマラソンレース。
僕が走るレースもその全米MTBマラソン選手権と全く同じコース、同じ距離でしかも、彼らと10分ほどの時間差スタート。正にすぐ前を全米ナショナルチャンピオンを懸けた争いが繰り広げられるのです!
当然ながら同時スタートではないものの、80kmの長丁場なので頑張ればプロの選手を拾えるかもしれない!という意気込みで臨みました。
7月4日はアメリカの『独立記念日』ということで、このブリッケンリッジも多くのひとが集まり、爆発的な盛り上がりを見せてメインストリートはフェスティバル!状態。
凄まじい観客の中を、全クラス約1000人ほどの選手がスタートしていく。 ん~(☆o☆)沿道の観客にもなりたかったぁ・・・。
僕のクラスのスタートは、プロから始まり、各年齢別のチャンピオンシップのすぐ後。つまり、全米選手権に出られない選手が出場する最高峰クラスです。
コースは、スタートから広いアスファルトをひたすら上り、ジープロードをひたすら上り、シングルトラックを上って標高差約600m、標高3300mまで一気に駆け上がる。僕は先頭3人を見送るものの、第2パックの5人に入った。
呼吸は下界!?にいるかの様にスムースにできる!そしてギヤもガンガンかけて踏めていた。
調子は良く、前でスタートした各年齢別選手権の選手たちをどんどん抜いていった。しかし前にはいくらでも選手がいる。常に目標にできた。
下りのシングルトラックには、激しく岩が顔を出す「パンク要注意」なセクションも多く、そこでは「ダム」(テクニックの低い選手が後ろの速い選手を堰止めること)ができ、しかし再び上りに入って抜いていく・・・。
そんな繰り返しを続け2時間10分、1周目を終了。もちろん何位かなんてわからない。ただ、同じクラスの選手はチェックしながら走っていたのでだいたいの順位は想像できていた。
10位前後。
2周目に入り、さすがに上りは少しペースを落とすが体はまだ軽い! とにかく行けるところまで行って最後のレースをいい練習にしたい!!と頑張った。
その2周目には1周目以上に前の選手を抜いた。
そして、最初にスタートした全米選手権のプロ選手にも追いつき10人ほどはパスしたかな・・・。そこには前日に一緒に試走したcannondaleチームの2人もいて、「どうしたの!?」「今日はダメだ~」なんてひと言声をかけたりしつつも、一人でも多く前の選手を捕まえようと踏み続けた。
そして4時間24分、無事に帰還。80kmを全力で走りきり、正に「帰還」という言葉がピッタリだった。
結果はクラス6位(^◇^)ノ
5位までの表彰(ToT)で、前14秒差にはちょっと悔しい思いをしたけれど、内容はかなり満足できた。
コロラドの初戦よりもはるかに高いハートレートで追い込め、テクニックも向上し、この3週間の成果を感じられたからです。
あと、会場の多くのひとに「そのクラスで6位はスゴイよ!」などとも声をかけられ嬉しかったしね(^ -)v
そんなアメリカ遠征最終レースでした。
それが“2009年全米MTBマラソン選手権”だったことはかなりの刺激と収穫になりましたね!本当に良かったですo(^o^)o
日本とは全く違うレース。参加者数も、コース内容も、運営方法も、観客も、そして自分自身の心身も・・・。
この感覚を忘れずに日本に帰りたい└(・o・)┘