ロード、マウンテンバイク、シクロクロスをマルチに走り、バイクショップ“じてんしゃPit”を営む江下健太郎のサイト

じてんしゃPit最新情報

2016.7.17

2016全日本マウンテンバイク選手権

今年もあっという間にやってきました、一発勝負で日本一を決める大会『全日本マウンテンバイク選手権』。会場はMTBの聖地、富士見パノラマスキー場です。

私えしけんは、残念ながら今年の全日本選手権に準備をして臨むことができませんでした。
しかし、この舞台で走れるエリートカテゴリーにいる以上は、この目で、この身体でその日本一を戦うレースを感じたいとエントリーしました。

クロスカントリー競技はTOPのエリートクラスの選手として、ダウンヒル競技は真ん中のレベルに位置するアドバンスクラスの選手としてダブルエントリーです。

ダウンヒルは今回、路面がウェットなセクションもあって注意が必要で、試走の段階から変わりゆく路面のコンディションを確認、観察しながら本番一発勝負のイメージをつくっていきます。

今回から1カテゴリー昇格によって、コースも戦う選手たちもレベルアップしていることに、やはり緊張は抑えられず、今やクロスカントリーの方では味わえない時間を刻みながら本番を迎えました。

その一発勝負、泥の深いシングルセクションでラインから外れ滑落。コーステープを突き破りひっくり返りました。

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すぐさまコースへ復帰しようと必死でしたが、何秒のロスがあったのか、とても長く感じたことは記憶しています。
その後は気持ち的にも不安定で上手く下れた感触もなくゴール。結果はTOPから12秒遅れの7位でした・・・残念。

しかし大きなケガがなく下山できたことは良かったと、そこだけは結果として合格かなと納得です。

さて、ダウンヒルが終わればすぐにクロカンの試走が待っています。
こちらはもう慣れたもので、特に新設テクニカルセクションの練習は必要なく、コースレイアウトだけの確認です。

この数年で大きく変化したクロカンのコースレイアウト。これは世界がよりスピード感を求め、観客や視聴者に面白いレースを提供するための変化とも言え、昔のスタミナと繊細なテクニックが求められる形態ではなくなっています。
それに伴って選手たちも変化していかなければならず、パワーとスピードという短距離的な能力が求められるレースになっているのです。

さて、解説はここまでで、何はともあれクロカンは練習なしで結果は出ません。これは絶対です。と言うことは、私えしけんも良い結果は期待できないのです。
しかし、エリート選手として全日本選手権に出る以上は、今の可能性を最大限に引き出し、決意をもって走り抜くこと、これだけは必須です。

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今年の日本一、山本幸平が勝ちました。8回目の日本チャンピオン、本当におめでとう。

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私えしけんはスタートから苦しみ、それでも前へ前へとペダルを踏み続け、しかしながら、ラップアウトの39位/72人出走でした。

今年の全日本選手権も熱く、素晴らしいレースだったと思います。
この感動を心から「ありがとう」。

写真をご提供くださった皆さん、いつもありがとうございますm(_ _)m



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