ロード、マウンテンバイク、シクロクロスをマルチに走り、バイクショップ“じてんしゃPit”を営む江下健太郎のサイト

ブログ・レースレポート

2014.7.26

2014年 全日本マウンテンバイク選手権大会

2014年 全日本マウンテンバイク選手権大会 伊豆日本CSC

BH bikes.com 江下健太郎

大会日:7月20日(日) スタート時刻:13:30  天候:晴 時々 曇  コースコンディション:80%ドライ

結果:第17位 /71人出走

 

2014年、今年も一発勝負の日本チャンピオンを決める選手権がやってきた。会場は昨年と同じく伊豆 日本CSC。

私はジャパンシリーズ第4戦から1ヶ月、さらにトレーニングを進め、まずは一桁シングルリザルトを現実的な目標に定めて実践的なインターバルを中心に身体をつくってきた。「完璧」と言える状態まで届かなくとも、まずは今回の目標を達成する。

そして今回も日頃から応援くださる方々が、会場に駆けつけてくれた。心から感謝をし、走りでお礼がしたい。

 

さて、コースは昨年から変更もあり、オフロード区間、シングルトラックが増えてMTBらしいコースになった。前日の雷雨で一度湿った路面はどんどん乾き、コンディションはほぼドライ。難易度は落ちるがハイスピードになるぶんパンクのリスクは増え、また、踏みっぱなしとなるこのコースは、パワー&スピード系の選手が得意とするだろう。

 

レースはトップ7を最前列に私は3列目、微妙にスタート位置に不安も有りつつ審判の指示する位置に着いた。

そしてレースはスタートする。一直線のスタートダッシュ、位置取り争いで何度も接触するが互いに前を見てひたすらに踏む。全日本選手権はやはり皆、気合いが違う。

私は身動きできない集団の中ほどに埋もれてシングルへ。順位は25位くらいだろうか。完全に失敗した。

 

レースは一列棒状で列車状態。とにかく加速また加速でシクロクロスのような展開だ。私は隙を見て一人ずつ抜いていく。順位は20位ほどでペースを同じくする5人の集団に着いた。調子は良い。

 

2周、3周とその集団で抜きつ抜かれつしながらペースを保つが、やはり先頭からは差を広げられていく。前から失速した選手が落ちてきて、そして後ろからペースを上げてきた選手が追いついてくる。プラスマイナスで順位はほぼ一定の19位前後。「目標はここじゃない!」。気持ちは前だ。

 

レースはラスト2周となり私がその時点の最終走者だと放送が聞こえた。「ヤバい、次で切られる」と完走さえも危うい状況に、この周回で出し切るつもりで踏んだ。脚は動かないが気合いと根性で前に進む。下りも攻め、全身でバイクを押し出し1秒でも早くラスト1周に入りたい!と。

 

しかし、7周目のラスト周回は遥か数分前、10位の選手まで一気に切られラップアウトになっていた。

私もマイナス1ラップの17位にてレースを終えた。

そして、今年の日本チャンピオンは36歳の武井選手。最後まで戦った選手たちのゴールシーンを生で見られて、これはこれでよかった・・・。

 

私は今回のレース、リザルトは目標未達で悔しいですが、ここまでの過程と走りの感覚的な内容は合格としたいです。

お店も有り難いことに忙しく夜中帰りが続いていましたが、そんな中でもトレーニングを進めて体調を崩さずにレースに挑めました。

レース当日の調子はほぼ合わせられ、またミスやトラブルなく今のチカラは発揮しての17位は納得するしかなく、次につなげることを考えたいです。

今回も会場まで応援に来てくださった方々、日頃からサポートくださっているスポンサー様に感謝をし、次のレースや活動に期待していただきたいと思います。

ありがとうございました。

 

XCOエリート男子

1位 武井 亨介 チーム・フォルツァ!    1h23m15s

2位 山本 幸平 SPECIALIZED           +17

3位 斉藤 亮  ANCHOR             +53

4位 平野 星矢 ANCHOR            +1:06

5位 恩田 祐一 MIYATA-MERIDA        +3:15

6位 小野寺 健 MIYATA-MERIDA        +4:03

7位 門田 基志 TEAM GIANT          +6:41

8位 松本 駿  TEAM SCOTT          +7:30

9位 大渕 宏紀 DECOJA NEXTPHASE      +7:59

10位 松尾 純  MIYATA-MERIDA       ―1Lap

17位 江下 健太郎 BH bikes.com          ―1Lap

sumpu1

Photo by Sump

Mitsuhiro Sano

photo by Mitsuhiro Sano

  HIROKI MIYATA1

photo by Hiroki Miyata

 sumpu2

Photo by Sump

つっつん1

Photo by つっつん

 

 



TOPへ